Webライティング初心者のための備忘録
ありがたいことにクラウドソーシングで執筆依頼を定期的にいただけております。
Webライティング界隈では、一文字1円未満の案件も多いなか、幸いなことにそれ以上の単価でお仕事を受注できています。
このまま執筆効率も文字単価も爆上げしていきたいところですが、気づけば今年もわずかなので、ここで少し立ち止まって、振り返りをしてみます。
Webライティングを始めるにあたり、私がこれまでどんなことをやってきたのか。
備忘録がてら記録として残しておきます。
あらかじめ断っておきますが、この記事では、文章術や営業交渉術といった類のノウハウは書いていません。
ここで紹介することは、私がクラウドソーシングを使って提案したり記事を納品するのと同時並行でやってきたことです。
いわばWebライター始めるための下準備みたいなものです。あしからず。
これからWebライティングを始めようと考えている人のお役に立てば嬉しいです。
Webライティングを始めるために行ったこと
1:営業用ブログをつくった
サーバーレンタルして独自ドメイン取得した
私が好きなクリエイターさんがさくらサーバーを使っていたので、私もそれに倣いさくらサーバーをレンタルしました。
あわせて独自ドメインも取得。
維持費はアバウトですが、サーバー代が月額約500円、ドメイン代が年額約2,000円だったと思います。
ワードプレス導入した
さくらサーバーにワードプレス入れて無料テーマを使っています。
無料テーマはsimplicity2を利用中。
PHP勉強して独自テーマ作ってみたいと思うのですがキャパオーバーになるのと今私がしなければいけない事項としての優先度は低いので、暇になったらいずれ挑戦してみたいです。
https://wp-simplicity.com/downloads/downloads2/
自分のブログ開設した
とどのつまり、このブログです。
このブログは提案や営業のときに使っていました。
クライアントに私の書く文章の文体や構成力、ワードプレスでの入稿スキルを見てもらうためです。
言ってみればポートフォリオ用のブログです。
Webメディアでは記事の入稿にワードプレスを使っているところも多いので、営業(提案)時にワードプレス入稿や文字装飾できますよ、とアピールすると結構プラスポイントになります。
ワードプレス導入も、プラグイン何を入れればいいかも、すべてネットで調べながら作業しました。
やってみたら何とかなります。
私はワードプレスを導入しましたが、
文章書くのにいきなりワードプレスから始める必要はありません。
livedoorブログやはてなブログなど、無料のブログサービスから始めてみましょう。
私もライティングを始めるまではFC2の無料ブログサービスを使っていました。
ワードプレス自体はお金がかかりませんが、サーバー代や独自ドメイン代に加えて開設までにいろいろと手間がかかるデメリットがあります。
あとプラグインとかテーマ設定とか、知識がある程度ないといじくるの難しい。
最初はワードプレス導入に取られる時間を記事の執筆に当てたほうが効率はいいのではないかと思います。
ですので、慣れていない人はまず無料ブログサービスを使って文章を書くことから初めるのがおすすめ。
無料ブログサービスを使ってブログの仕組みがどういうものかある程度分かってきて、なおかつ文章を書くのも慣れてきて、次のステップに進みたい、独自ドメインのブログを開設したいという段階になってからでも全然遅くありません。
で、ブログを開設したら記事を投稿して、クラウドソーシングに提案するポートフォリオにしちゃいましょう。
得意ジャンルの記事を書いて、クラウドソーシングでも同じジャンルの案件があったらブログURLも提示して提案です。
話はそれますが、ワードプレスはアドセンスやアフィリエイトでブログの収益化もできるので、副業で収入源を何か作りたいと思っている人は最初からチャレンジしてみるのもアリかなと。
ただし、アドセンスやアフィリエイトはブログを審査してもらう必要があります。
審査に通過するために、これまたいろいろ勉強というか、たくさん情報収集せなアカンのですが。
ブログ開設は自分でやろうと思ったら、調べなければいけないことがたくさんあって大変ですが、開設したらしたで一気に自分の世界が広がります。
ブログ開設するために情報収集する過程も、記事を書く過程もすべて面白く感じてきますので、文章書くことが好きな人や、何か自分の考えや感性を表現したい人は、ぜひブログにチャレンジしてほしいです。
2:フリーランスやクリエイター関連のイベントに参加
これまで会社員として一般事務や店舗運営しか経験していない私にとって、フリーランスやクリエイターという職業はまったく未知の領域でした。
なのでクリエイティブな仕事がどういう仕事なのか知るために、フリーランスやクリエイターをテーマとしたイベントに参加しました。
実績も何もない状況だったのでアウェー感をひしひしと感じながら参加しました。
しかし、クリエイターやフリーランスになるために指標となる人を見つけられたので良かったです。
あと仕事を受注したり、単価をあげるのに何をすればいいか耳よりな情報もありました。
やっぱり貴重な情報は生でしか聞けないものなんですね。
今は足の具合を悪くしているので島根でおとなしくしていますが、良くなったら再びイベント参加してレポートを書きたいと思っています。
そうそう、余談ですが、このブログ、去年参加した大阪のクリエイター祭りイベントレポートを記念すべき初投稿としています。
3:本読んで勉強
『頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』
- 著者:吉見夏実
- 出版社:秀和システム(2017/8/11)
クラウドソーシングとWebライティングの存在を知ったのは、会社を休職する前に、吉見夏実さん(現在は「なつみと」さん名義でご活躍中)のインタビュー記事を偶然読んだのがきっかけです。
なつみとさんはライティングを初めてわずか数ヶ月で20万を達成された方です。
なつみとさんの経歴を見て思ったことは、Webライティングで仕事をするには、文章がしっかりしている(読者が読みたいと思っている記事を書く)ことはもちろんなのですが、それだけでは稼げない、ということです。
もっとも重要なのは、クライアントへの価格交渉。
本書にはクライアントに納得いく形で単価を上げてもらうために、どんなことに気をつければいいのか貴重な情報が書かれていますよ。
『ライターのなり方』
制作:有限会社ノオト
発行:2017年11月
編集プロダクションの「有限会社ノオト」さんが発行したライターになるための入門書。
ライター交流会で購入したものです。
個性豊かなブロガーさん、作家さん、編集さんなどいろんな方が参加されてました。
これまた何の実績も経験もない私は「私場違いや・・・完全に私場違いや・・・」と冷や汗ばかりかいていましたとさ。
この本にはライターの定義から仕事内容、記事を書くコツなど、ライターになりたい人に役立つエッセンスが詰まっています。
個人的にはコラムとエッセイの違いが大変勉強になりました。
エッセイではなく、コラムを書けるようになりたいと切に思いました。
この本はたぶん書店には出回っていないかと思います。同人誌即売会などで販売される一種の自費出版の類かと思います。売り切れていない限りノオト主催のライター交流会で販売されているかと思いますので、気になる方はイベントチェックしてみるのもいいかもです。
▼公式サイト▼
『Webライティング実践講座』
著者:林千晶、中野克平
出版社:角川アスキー総合研究所(2012/12/12)
タイトルにもあるようにニュースリリースから商品説明といったさまざまなタイプにあわせた書き方のコツが紹介されています。
記事の種類によって、記事の体裁や論調、執筆内容をどう変えるかコツが書かれてあり、実践的内容です。
文章の練習として、プレスリリースなどの記事を圧縮リライトする方法が紹介されていました。
これが結構鍛えられます。
4:業界で活躍している人をTwitterでフォロー
4つ目にやったことは、Twitterアカウントを作成して、業界で圧倒的実績を出されていて、なおかつその人の考え方に共感できる方を片っ端からフォローしました。
イベント参加して名刺を交換させていただいた方のアカウントもフォローさせていただいたり。
そうしているうちに有益な情報がライムラインに流れてきます。
ブログを開設していればそれも見にいきます。
有名な人のブログは文体などを模写・・・じゃなくて写経したりしました。
とくにおすすめのライターさんは下の項目でも書いておりますが、名もなきライターさん(@writer_noname)です。
▼名もなきライターさんのブログ▼
https://www.kazinc.org/entry/2018/03/25/095735
5:noteでマガジンやコンテンツを購入ーノウハウ蓄積と実践
ノウハウや知識を得るためにWebライターである名もなきライター(@writer_noname)さんのマガジンを購入しています。
名もなきライターさんは持病がありながらも毎日マガジンを更新されるなど、精力的にライター活動を行っている方で、もちろんクラウドソーシングでもトップライターに数えられる実力派。
マガジンの内容は実践的で、ツイッターでもユーモアあふれる語り口でぐいぐいと読者を引き込んでいきます。
名もなきライターさんの文章からにじみ出るお人柄が好きで、いつも陰ながら応援しています(この場を借りて告白)。
実際、このマガジンを読み始めてから実践してみたら、文字単価も上がり、安定してお仕事いただけるようになりました。
マガジンも月350円と良心的すぎるお値段。Webライター始める人なら読まなきゃ損する代物であります。
▼名もなきライターさんのマガジン▼
https://note.mu/namonakiwriter/m/m6708888d37a9
Webライティングを始めるときにやったのはこのぐらいです。
そして次の段階へレベルアップしたいので、今後こんなことをしたいな~、と思っていることを書き出してみました。
今後の目標・やりたいこと
取材ができる人になる
より価値あるライターになるためにも、一次資料だけではなく、取材に基づいた執筆ができるようになりたいと考えています。
でもなぁ直接会ってインタビューするの怖い。
いきなり対面は怖いので(ビビリ)、メールや電話取材から始めたいところであります。
ブログコンテンツを充実させる
まだこのブログもコンテンツが少ないので、どんどん記事を充実させていきたいと思います。
毎日とまではいかなくとも、せめて3日に1回とか更新できるようになりたいですね・・・。
ポートフォリオとしての役割も果たしつつ、今後は自分の考えや個性をもっと出せるようなブログを作っていけたらなあとも思っています。
そのために以下の3点を新年に入ったら行動に移したいと計画中です。
作家やコラムニストのメルマガに入る
文章や考え方・視点の勉強という意味でも、作家さんやコラムニストのメルマガに入りたいと思うこのごろです。
質の高い記事をブログでも書けるようになりたい。
このブログでエッセイマンガを描く
ここに来ていきなり「マンガを描く」。
ライターと全然関係ないじゃん!と思われるかもしれないのですが、私、もともと絵や漫画を描くのが好きで、マンガやイラストの展示ブログは5年前ぐらいからやっているのです。
そのブログは二次創作メインだったのですが、今後は一次創作でオリジナルマンガをこのブログでやれたらなぁ、と考えてます。
どうなるかまだ分かりませんが。
歴史に関連した何かをしたい。
一応、文学研究科で歴史(ドイツ史)を研究した身としては、やはり何か歴史に関連するコンテンツをつくってみたいです。
ことある場面で「歴史を大学で勉強しても、教員になるぐらいにしか役に立たないでしょ」と散々言われたこのルサンチマンを、何かクリエイティブなことに昇華させて鬱屈した気持ちを晴らしたいわけです。
ただ、歴史を研究してきたわりには、人物への興味関心は薄いほうで、むしろ社会構造として何が変わったのか、といったところを見るほうが好きなのです。
歴史のどういうところに人々が面白いと感じるのか、どこに歴史の需要があるかを一回掘り下げてみないことには、うかつに行動できないなぁと思っています。
大学で研究する科学としての歴史が、みんなが楽しめるエンターテインメントとしての歴史であるとは限りませんからね。
このギャップを埋めた上でなにか面白いことができたらいいなぁと…思っているわけですが・・・で、できるかな・・・。
ひとまず今考えてるのはこんな感じであります。
もっともっといろんなことに挑戦していきたいです。
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