この記事では、以下に当てはまる人を対象に、クラウドソーシングで漫画動画の仕事を受ける際に気を付けたいポイントをご紹介します。
- 絵やマンガを描くことがすき
- クラウドソーシングで絵やマンガを描く副業を考えている
- でもクラウドソーシングでいきなり漫画動画の案件を受注するの不安
クラウドソーシングで漫画動画案件に挑戦してみようと考えている方に読んでもらいたい記事です。
私はクラウドワークスでいくつか漫画動画の案件に携わったことがあります。
数件受けた中で、ここは気を付けたほうがいいと思ったことを解説していきます。
漫画動画とは?
漫画動画とは、主にyoutubeといった動画配信サイトに流す漫画のこと。
場面にあわせてBGMを流したり、セリフの吹き込みがあるのは動画ならでは。
クラウドソーシングで募集されている漫画動画の案件はほとんど分業制で行われています。
具体的にはシナリオ、イラスト、声のアテレコ、動画編集の四つの作業。
それぞれの業務をクラウドソーシングで発注する流れとなります。
漫画動画の種類
クラウドソーシングで募集されている漫画動画は以下の二つのタイプが多いです。
広告漫画動画
商品やサービスを漫画形式で紹介・宣伝するタイプ。無課金アプリでちょくちょく挟まれる広告に使われる漫画動画です。
Youtubeだと動画のはじめに流れるCMがメイン。他にも漫画読み放題といった無料アプリに広告漫画が挟まれることがあります。ます。
スポンサーだけあって報酬は通常の漫画動画よりも高い案件が多いです。
YouTubeといえば一時、コロナ禍で広告審査が甘くなったことでいかがわしい内容のものや、身体的な特徴に対して差別的なものが流れて問題になりました(今はどうなってるんでしょう?)
もちろん広告動画漫画のすべてが上記のような内容ではありませんし、真面目な内容を取り扱っているものもあります。
したがって、良い広告漫画動画の案件を探し当てるのも漫画動画の仕事をする上で重要となるのですが、これについては割愛させていただきます。
(優良の広告漫画動画案件を探すには、むしろクラウドソーシングの枠を出た方がいいのかなとは個人的に思っています)
通常の漫画動画
通常の動画コンテンツとして漫画動画を展開しています。
有名な漫画動画チャンネルには「フェルミ研究所」があり、一部書籍化までしています。
フェルミ研究所は、「もしも~だったら」、「○○な人の特徴」等、毎回話を進める上でのテーマがあるのが特徴です。
他にも日常をテーマにスカッとした話、感動する話、過去の事件などジャンルは多種多様。
YouTube でどんな漫画動画があるか色々と探してみてください。
受注するときに気を付けること
それではクラウドソーシングで漫画動画案件を受けるときに気を付けたいポイントを紹介します。
おもに以下の5点で注意してみてください。
- 報酬が低すぎないか
- 自分が描けるシナリオのジャンルか
- 余裕のある納期か
- 好きなものだけ描けるわけじゃない
- トライアル通過時には支払い形態に要注意
それでは一つずつ見ていきましょう。
1.報酬が低すぎないか
あなたが応募しようとしてるその案件、報酬が低すぎることはないでしょうか??
人によってそれぞれですが、私は少なくとも1枚(1コマ)1,000円以上のものを受けるようにしています。
マンガは一枚仕上げるにしても、ネーム、線画、着色、セリフ入れと、いくつもの工程がかかります。
その工程分の時間と報酬のつり合いを考えると、個人的には1,000円が最低ライン。
また、継続的に1,000円以下の報酬で請け負う場合は、そのクライアントとは将来的に値上げ交渉を見据えて受けるのをお勧めします。
前にも書きましたが広告漫画動画は報酬が高いので、単価重視で行くなら広告漫画動画を狙ってみるのも一つの手です。
2.シナリオの内容が描けるジャンルか
基本的に、漫画動画の仕事は、クライアントから渡されるシナリオをもとに漫画を描くことになります。
その際、描き手側として、シナリオの内容が以下の2点になっていないか気をつけましょう。
- 公序良俗に反する内容、残虐表現、道徳に反するものになっていないか
- やたら扇動的・差別的なものになっていないか
ジャンル分けがされている漫画雑誌とは違い、YouTube はどんな年齢でも、誰もが見れる動画配信サービスです。
上記の内容を伴う漫画動画を描いてしまったことで、それが足かせになり得る場合があります。
たとえばR18など、一度このジャンルで仕事をしてしまうと、その仕事しか来なくなることがあります。
また、金融系や教育系などの保守的な業界からは敬遠されて仕事が来なくなります。
そもそもこのジャンルで描いたとしても動画配信サービスからBANされることは確実です。
たとえばYouTubeでは性的・差別的・暴力的なコンテンツは非公開となるのです。
私個人としては規則に則った制作・運営を心がけたい。
もし上記のような内容で依頼されたらクライアントがこの規則を知ってるのかどうか確認してみる必要が出てきそうです。
話の内容によっては、チャンネルの方向性を見直さなくてはならないかもしれません。
また、上記のジャンル以外でも、この内容は(画力的な意味でも話の内容的なのでも)かけそうにないな・・・と思ったら、その都度相談して、シナリオを変えてもらうなりしましょう。
ちなみに私の失敗談に、内容の確認をよく確認しないまま受けてしまった仕事で、後日渡されたシナリオがアダルトジャンルだったためお断りしたことがあります。
そのような内容は描けないことをお伝えしたところ、他のシナリオも回してくれたのですが…
その内容もちょっと…というものだったのでお仕事を辞退させていただきました。
内容がアレなもんですから動揺して冷静さを欠き、うまく対応できなかったのが反省点です。
それ以来、マンガ動画の案件は、念のため引き受ける前に、ジャンルや表現の確認をするようにしています。
3.余裕のある納期か?
案件のなかには一週間など、短期で納品を依頼しているものもあります。
前述しましたが、漫画作成の工程は、ネーム作成→ 確認・修正→ 線画・カラーと何段階にも分かれており、その作業量は見た目よりもかなり多いです。
慣れた人であれば、短期納期でも問題ないかもしれませんが、 慣れてない人は余裕のある納期で契約することをおすすめします。
4.好きなものだけ描けるわけじゃない
背景やさまざまな年代の人物など、得意ではないシーンや描いたことがないものも描く必要があります。
たとえば人物だけ、顔だけなど、好きなもの、得意なものだけ描いていたい。
その場合、色々な物を書かなければならない仕事がきついと感じるかもしれません。
しかし、最後のページまで書き上げ納品をやり遂げた暁には、更なる画力を手に入れることができます!
5.トライアル通過後の支払い形態に注意
クラウドワークスで個人的によく遭遇したトラブルです。
絵のテイストを確認するため最初にトライアルとして、最初の頁二、三枚だけで契約をすることがあります。
この場合、最初トライアル分の金額で契約を結び、合格後すべての制作物を納品したうえで金額訂正をして報酬をもらうのが通常の流れとなります。
私もトライアルで契約して合格し、全ての頁分作成して納品したのですが…トライアル分の報酬しか振り込まれていなかったということがありました。
もちろんクライアント側から事前にトライアルに合格した際は全ての制作物を納品後きちんとしたし報酬を支払うと約束してくれていました。
クライアントに金額が違うことをお伝えしたら、間違っていたと訂正して改めて正しい金額を振り込んでくれました。
納品まで間があるため金額を訂正することを忘れていたのかもしれません。
クライアントからの検収が終わり完了報告を行う際は事前に金額の変更をお願いするようにしてみましょう。
以上私がクラウドソーシングで漫画動画案件を受けていく過程で気になったことを紹介しました。
漫画動画に関心のある人はぜひチャレンジしてみてください。
それでは楽しい副業ライフを!
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