【ネタバレも含むので見てない方は気を付けてください。極力ぼやかしてますが…。】


やっと映画版ミスト見ました。

スティーブンキング推しの身内から見ろ見ろ言われてやっと見た。

エンディングまで目が離せない状況が続いて、このあとどうなるんだ!?とハラハラしながら見守っていましたが。

そりゃないぜ…

まじでそりゃぁないぜ…

あともうすこし…もう少しだったのにいぃぃ…

というのが率直な感想。

事件の核心には触れられず、現場ではない周辺で起きている出来事がひたすら流れる設定もすごいな。

クリーチャーも怖いけど、1番怖かったのは閉鎖空間で引き起こされる人間の集団ヒステリーというか、群集心理といいますか…

終末だと騒いで周囲を洗脳していく中年の女の人がいるんだけど、恐怖を煽って軍人をスケープゴートにさせるんよね。

挙句の果てには生贄とまで言い出す始末。

主人公一行は煽られることなく冷静な判断を下して、スーパーを出ていくも衝撃のラストが待ってるというね…。

そして扇動された群衆はおそらくあのまま助かって、また普通の生活に戻るんだろうな(多少のトラウマは抱えつつも)。

主人公が一番トラウマ抱えるわ!

物語としてのラストには納得いかないけど、もし現実としてあったら、一番起こり得そうな結末だから余計に怖い。

フィクションなのに、こんなに現実みを帯びた理不尽さとか不合理さを見せつけてくるのって、さすがスティーブン・キング。

救いが無さすぎて闇堕ちしそうなくらい、いい意味で期待を裏切られた映画でした。

深淵をのぞいているとき、深淵もまたお前を見ているのだ的なやつですねわかりますちょっと深淵に呑まれてきます。

なぜこれを大晦日に見てしまったのか…。

それから、ちょっとニヤリとしてしまったのが出演者。

ウォーキングデッドに出てる人が数人いるじゃないですかw

メリッサ・マクブライト扮する主婦は、「子どもが家で待ってるから」と、みんなが制止するなか一人で霧の中に消えていった。でも彼女なら絶対生き残ると信じてたw

ウォーキングデッド序盤からの生き残りは伊達じゃないぜw

ネットで考察をまた読んでみたいと思います。

あとNetflixで新シリーズのミストが配信されているみたいなので、こちらもぼちぼち見ていきたい。

こういう面白さもあるので映画沼はいいですね。