よー清水先生の「絵がふつうに上手くなる本」を読みました!

とくに役立ったのがテーマ出しの部分。

以前オンライン画塾で出したイラストを見た人から、「何を伝えたいかわからない」という指摘をいただいたことのある私。

これはごもっともで、キャラからいきなり描き始めるし、どんな状況なのかも決めてないまま、テーマ設定なんぞどこ吹く風でした。

ですが、もっと見る人を魅了できる絵が描けるようになりたい!そのためには”伝わる”イラストが描けなきゃならん!

ということでテーマ設定しっかりするぞ!

でもテーマ設定っていったい何すりゃええんじゃ????

「絵がふつうに上手くなる本」では、そんな私の疑問に対する答えも書かれていました!

つまり、テーマ出しでは、

①誰が(何が)

②何をしているか(どうなっているか)

に加えて、③共感ポイントを決めることが重要だったんですな…!!

共感ポイントとは、見た人にどう感じてほしいかという意味で、例えば”かわいい”とか、”かっこいい”など、どう感じてもらいたいか設定していきます。

例えば、共感ポイントをかっこいいとして、①女の子が②戦っている、という風に設定してみて、そこからさらにどんな女の子がかっこいいか?女の子が何をしていたらかっこいいか?など、テーマの掘り下げをしていきます。

このテーマの掘り下げの際、マインドマップなどの手法で、最初に決めたテーマから連想されるものを次々と書きだしていくのがコツです。

共感ポイントをどこに設定するかで、①と②が同じでも、見せ方がガラッと変わってきます。

例えば①文明が、②滅亡した後の砂漠という風に設定してみましょう。③の共感ポイントを不気味に感じてほしければ、彩度を落したり、人類以外のクリーチャーを配置する、といった見せ方が考えられます。

一方で、共感ポイントを文明がなくなったあとの自然の美しさを感じてほしいのであれば、空の色を鮮やかにしたり、砂漠でも生存する植物の配置などが考えられます。

また、テーマを言語化する、というのも大切。短い文章で端的に表すようにすると、自分が一番何を伝えたいかが明確になるということも本書では紹介されていました。

テーマ設定だけではなく、絵の練習の仕方に始まり、お絵描きツールから、参考資料の探し方、仕事の仕方と多岐にわたる話が展開されていて、読み応えがあります。とはいえ文章自体はとても読みやすかったです。

私の場合は冒頭でも書いたとおり、テーマ設定が課題。

このやり方を実践していきたいと思います。